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2013年2月

2013年2月の記事一覧です。

反射材付きタスキ着用、交通事故時に見舞金出す


鹿児島県肝付町は、歩行者が夜間に反射材付きのタスキを付けて交通事故に遭った場合、10万円を上限に見舞金を出す取り組みを始めた。

反射材の着用を促して交通事故を減らそうという苦心の策で、警察庁や内閣府も「他に例のない取り組み」と効果を注視している。

町によると、見舞金の支給対象は町内を歩いていて事故に遭った町民で、年齢は問わない。事故が起きると、町は肝付署で当事者のタスキ着用の有無を確認。着用が確認されれば、15~30日未満のけがで1万5000円、30日以上のけがで3万円、死亡の場合は10万円を支給する。

町には街頭がない道も多く、以前から広報紙などを通じてタスキを身につけるようPRしてきたが、なかなか浸透していない。昨年も3月と7月の夜に、道路を横断中のお年寄りが軽乗用車と原付バイクにはねられて死亡した。いずれも着用はしていなかった。

このため、町は9月に「夜間歩行車事故見舞金則」の制定を決め、見舞金で反射材の着用を促すことにした。町内の全約8000世帯に反射材付きのタスキを1本ずつ無料配布することも決定。同月の町議会に、見舞金の準備費30万円とタスキの購入費計127万円を盛り込んだ補正予算案を提案し、可決された。

規則は1月から施行。今月中に町の広報紙で取り組みを周知し、各戸へのタスキの配布を始める予定だ。

町総務課の久保健一・消防交通係長は「着用のきっかけになればと考え、導入した。もちろん、事故を未然に防ぎ、見舞金の支給をゼロにするのが目標」と言う。肝付署の上玉利勝義次長も「奇抜だが、反射材に対する住民の意識を変えるアイデア。着用が徹底できれば、夜間の事故を大幅に減らせる」と期待する。

内閣府で交通安全啓発をタント数る斉藤宏参事官補佐は「反射材の効果は実証されており、着用率をいかに高めていくのかが課題。積極的な街の取り組みに注目したい」と話している。


2013/02/09 読売新聞より抜粋